サンデーメカニックの人が1番トルクレンチを使う機会といえば、ホイールナットを閉める際に使うこと多いと思う。
しかしその一方でホイールナットを締める機会自体あまり多くないものまた事実。
使用頻度の少ない工具はできるだけ価格を抑えたい人も多いだろう。
そんな人にはアストロプロダクツのトルクレンチをオススメしたい。
画像引用元:https://www.astro-p.co.jp
ホイールナットの締め込みなどに使える1/2のトルクレンチは代替1万円〜2万円くらいが多いだろう。
ところがアストロプロダクツのトルクレンチは3,900円(税抜)で買うことができる。
ちなみに昔トルクレンチのシェア9割を占めていた東日のトルクレンチだと物にもよるが2〜5万くらいする。(プロも使うくらいなので品質はめっちゃいい)
いいトルクレンチが欲しい人にはお勧めです。
アストロのトルクレンチってこんなに価格が安くて精度は大丈夫なの?と思う人も多いかもしれない。
答えは「大丈夫だ、問題ない。」である。
とはいえもちろんデメリットも存在する。
デメリットは「校正できない」という点である。
メリット・デメリットを詳しく解説していこうと思う。
メリット
冒頭にも書いたがアストロプロダクツのトルクレンチの1番の特徴は安さである。
他のメーカーよりも安く、且つ精度も高いので安心して買うことができる。
精度は±4%となっている。
また、測定範囲も数種類用意されており、
・2〜25Nm(差込角1/4)
AP 1/4DRプリセット型トルクレンチ TQ015 | トルクレンチ プリセット型 測定 計測 メンテナンス 自転車 工具 手動工具 ボルト ナット 締め
・20〜110Nm(差込角3/8)
ASTRO PRODUCTS 01-07363 3/8 プリセット型 トルクレンチ 01-07363
・30~180Nm(差込角1/2)・40~210Nm(差込角1/2)がラインナップされている。
(アマゾンでは売ってないみたいです。アストロのホームページか店舗で買えます。)
類似品
アストロのトルクレンチがアマゾンで売っていないため類似品のリンク。
精度±3%でソケット・校正証明書もセットになっていてお得だ。
車のホイールナットの締め付けであれば差込角1/2のトルクレンチ、バイク・車のエンジンの整備であれば3/8のトルクレンチ、自転車のメンテナンスであれば1/4のトルクレンチあたりになるだろう。(必要なトルクで判断してください。)
トルクレンチを持っていない人が適当に締めるよりかは圧倒的にマシだろう。
デメリット
デメリットは校正できない・校正証明書が無い点があげられる。
長期間トルクレンチを使っていると精度が狂ってくることがある。
やはり測定器具なので、正しい精度であって欲しいのは誰しも同じであろう。
校正とは精度が狂ってきた時に正しい値に修理することだと思ってもらって構わない。
アストロプロダクツのトルクレンチは校正することができないのだ。
「使い捨てかよ」そう思う人もいるかもしれない。
そう。アストロプロダクツのトルクレンチは悪くいえば使い捨てなのだ。
だがしかし待ってみてほしい。校正に値段がいくらかかるか知っているだろうか。
一概には言えないが、大体5,000円くらいである。
そう、校正に出すよりもアストロのトルクレンチ本体を買い直したほうが安いのである。
そう考えれば、この点は人によってはデメリットにならないかもしれない。
もう一つのデメリットが校正証明書が無い、という点である。
校正証明書はいわば、「このトルクレンチは精度に問題ありませんよ」ということを証明してくれているものである。
整備する職場などによっては、「校正証明書が無いトルクレンチは使ってはいけません」となっているケースがある。
そういった環境ではアストロのトルクレンチは使う事ができないのだ。
まとめ
・デメリット→校正証明書が無い・校正ができない
アストロのトルクレンチは本当にお買い得だと思う。
そもそもトルクレンチを正しい保管方法で保管しておけば、精度が狂うことは短いスパンでは基本的に起こらない。
トルク管理をしなければならない箇所をなんとなくで締めている全ユーザーにオススメしたい商品だ。
画像引用元:https://www.astro-p.co.jp