ニッパーを使ったことのない人は少ないのではないでしょうか。
工具の中でもメジャーで一般家庭にあることも多いと思います。

結束バンド(タイラップ)を切るのに使ったり、針金やワイパーブレードの切断に使ったりすることが多いと思います。

ニッパーにも種類があり、適切な物を選ばないと怪我に繋がったり、刃が欠けてしまいます。
この記事ではそれぞれに用途に合わせたニッパーを案内していきます。

ニッパーの選び方

まず、ニッパーには片刃ニッパー(フラットニッパー)と両刃(いわゆる普通のニッパー)というものが存在します。
それぞれに特徴があり、用途によってどちらを使うかが変わってきます。

そして、スプリングやオートキャッチ機能がついているかどうかという点です。
通常ニッパーを握って切断した後は自分でグリップを開かないといけません。
しかしスプリングが付いている物は、対象物を切断した後スプリングの張力でニッパーが開いてくれます。
オートキャッチ機能はフラットニッパーに付いていることがある機能です。
普通は切断物は切断後落下しますよね?
キャッチ機能付きニッパーは刃の後ろにキャッチャーがついており、対象物を切断した際に、キャッチャーが切断したものを捕まえてくれます。
この機能があることで、切断したものが落下せずに作業効率UPを図ることができます。

ちなみに、片刃・両刃どっちも切断するときは刃先でなく、根元で斬ってくださいね。
刃先は構造上耐久性が低いので、欠けてしまいやすいので注意しましょう。

両刃ニッパーとは

両刃ニッパーは刃先が裏表両方から研がれているニッパーです。
斜ニッパーとも言われます。

刃先が裏側からも砥がれているのがわかると思います。

両刃ニッパーのメリットは切断能力が高いことです。
針金やワイパーブレードなど薄い金属を切る際は両刃ニッパーになるでしょう。

デメリットは両方から砥がれているので真っ直ぐに斬れない点です。
結束バンド(タイラップ・インシュロック・インシロック)などを切る際は両刃だと綺麗にきれないため、怪我に繋がったりします。
注意しましょう。

片刃ニッパー(フラットニッパー)とは

フラットニッパーはその名の通り、片方だけが刃になっているニッパです。

これがフラットニッパーです。

先ほどと比べて、刃先がフラットになっているのがわかると思います。

フラットニッパーのメリットは、対象物を真っ直ぐに切れる点にあります。
インシュロックは根本から真っ直ぐに切断しないと、切断面が鋭利なため怪我につながります。
プラモデルなどの場合も怪我や完成度の低さにつながってしまいますよね。

デメリットは
柔らかいものしか切れない点です。
フラットニッパーは片側しか焼き入れされていないため、針金など金属を切断するとすぐに刃こぼれしてしまいます。
フラットニッパーで金属を切断するのは絶対にやめましょう。

オススメの両刃ニッパー

ケイバ(KEIBA) スムースローテーション 強力ニッパー 150mm SR-206

こちらはケイバ(KEIBA)というメーカーのニッパーです。
ケイバはプライヤー専門のメーカーで値段も少し高いですが、切れ味もよくおすすめです。

KNIPEX(クニペックス) 強力型ニッパー 140mm 7401140

こちらはクニペックス(KNIPEX)というメーカーのニッパーです。
ドイツのメーカー。プライヤーで非常に有名なメーカーです。
プロも整備士も愛用している人がかなりいるくらい品質が高いです。
でも値段も高いです。。。笑

アストロプロダクツ】AP ニッパー DP573

こちらは工具専門店アストロプロダクツのニッパーです。
価格は安いですが品質も悪くなく、価格を抑えたい人におすすめです。

KNIPEX 7372-180F ツインフォースニッパー バネ付

最後にクニペックス(KNIPEX)のツインフォースニッパーです。
値段はめっちゃ高いですが、切断力もめっちゃ高いです。

ダブルヒンジシステムという構造を採用しており、軽い力で切断・高い切断能力を兼ね備えています。
切断能力は従来の斜ニッパーの50%UPだとか・・・

耐久性も高く、いいニッパーが欲しい方に自信を持ってお勧めします。

お勧めの片刃ニッパー(フラットニッパー)

アストロプロダクツ】AP フラットヘッドニッパー 125mm DP759

アストロプロダクツのフラットニッパーです。
価格と品質を良質しており、DIYユーザーにおすすめです。

クニペックス KNIPEX 7861-125 スーパーニッパー (SB)

こちらはクニペックス(KNIPEX)のフラットニッパーです。
精度はもちろん耐久性も高い逸材です。
価格も少し高いのでプロやハードユーザーにおすすめです。

クニペックス スーパーニッパー 125mm リードキャッチャー付 7841125

こちらもクニペックス(KNIPEX)のフラットニッパーです。
こちらは冒頭で案内したキャッチ機能がついており、作業量が多い方も作業効率UPに一役買ってくれるでしょう。
値段が少し高いのですが、非常に使い勝手の良い商品なのでおすすめです。

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