エンジンオイル オイル交換

オイル交換は車の整備作業の中でも割と簡単な部類に入ると思う。
サンデーメカニックの人も自分でオイル交換をする事が多いだろう。
オイル交換は作業自体は簡単だが、車の下に潜ったり手が汚れたりとちょっとめんどくさい作業である事は間違いない。
前回の記事では手の汚れを防ぐことのできるオイルドレンプラグリムーバーという工具について解説した。

この記事ではそもそも車の下に潜る事が嫌な人やオイル交換にあまり時間をかけたく無い人向けにオススメのオイルエイキストラクターをいう工具を紹介していく。

オイルエキストラクターとは

【アストロプロダクツ】AP オイルエキストラクター

【アストロプロダクツ】AP オイルエキストラクター 6.5L

使い方はオイルレベルゲージからホースを差し込み、ポンピングを行うことでタンク内へと負圧が働きオイルを抜く事ができるようになっている。
コツとしては、使用前にエンジンをかけて少しオイルを温めておくといいだろう。
オイルを温める事で粘度が下がり、負圧でオイルを吸い上げやすくなるだろう。

メリット

この工具を使用するメリットは、3個ある。
まず第一に、下に潜る必要がなくなる点。
ジャッキアップ後にリジットラックで車を支えていても、車の下に潜る事が怖い人もいるのでは無いだろうか。
そう言った下に潜ることに対する不安はこの工具で解消されるだろう。
ジャッキやリジットラック等重たい工具が必要ないので、工具を減らしたい出張整備士やDIYユーザーにもオススメだ。
さらに、下に潜る為のジャッキアップ・リジットラックを掛けるという作業がなくなる為、作業時間が短くなるのも大切なメリットの一つと言える。
また、この工具を使うことで上からオイル交換ができる為、前回の記事で書いた手が汚れるなども心配も少ないだろう。

デメリット

ではデメリットはどうだろうか。
「楽だし作業時間が短くなるんだったら下から交換する必要ないじゃん」
という声が聞こえてきそうである。もちろん、デメリットも存在する。
1番大きなデメリットとして、下からオイル交換する場合に比べて綺麗にオイル交換が出来ない。という点が存在する。
このオイルエイキストラクターという工具の手法は負圧でオイルを吸い上げる、というものである。
例えば、ストロー付きのパックのジュースを想像してみて欲しい。
ストローでジュースを飲むと最後の方は「ズゾゾゾ」みたいな感じで飲み物を吸うときに空気が噛む事は誰もが経験した事があるだろう。
要するに飲み物が少しだけ残っている状態になるわけだ。
オイルエイキストラクターでも同じ事が言える。
上から抜いた場合、少しだ古いオイルが残ってしまうケースが考えられる。
とは言え、大方古いオイルを吸い上げて新しいオイルを入れれば問題ないと自分が考えている。
古いオイルが残るのが気になる人、嫌な人には向いていないと言えるだろう。

まとめ

オイルエキストラクターを使う事で、ジャッキUPの必要なども無く効率的にオイル交換をすることができる。
必要な工具も少なくなるので、出張整備士やDIYユーザーにもおすすめと言える。
デメリットとしては、下からオイル交換する手法よりも古いオイルが残りやすい点が上げられる。

ポイント
・手を汚したくない、下に潜りたくない人におすすめ
・ジャッキアップ不要なので、作業時間の短縮になる
・出張整備士、DIYユーザーにおすすめ
・古いオイルが少しだけ残る可能性があるので、気になる人にはむいていない

【アストロプロダクツ】AP オイルエキストラクター

【アストロプロダクツ】AP オイルエキストラクター 6.5L

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