夏になると、車のエアコンの効きが悪い時に整備工場に持って行ったり、中には自分で車のエアコンガスを充填される方もいると思います。
その際にエアコンの効果を上げる為に添加剤を入れる方も多いのではないでしょうか。
ガスと添加剤を入れる際にもどっちを先に入れるべきか迷うことはありませんか?
結論から言うと添加剤を先に入れる必要があります。
この記事では車にエアコンガスと添加剤を補充する際、なぜ添加剤から補充するべきなのかを解説していきます。
注意点
エアコンガスの充填は車整備に関する知識を有する方が行うようにしてください。
間違った整備方法を行うと怪我や事故につながる恐れがあります。
ガスの種類
エアコンガスには種類があります。
【R-12】昔の車のエアコンに搭載されていました。環境への影響が懸念され今の車には使用されていません。
【R-134a】今の主流のエアコンガスです。大体の車はコレ。
【R-1234yf】最新の車に使われ始めたガス。今後の車はこのガスに変わっていくと言われています。
車にエアコンガスを入れるには?
車にエアコンガスを補充するにはガスチャージホースが必要になります。
このような工具ですね。補充だけなら上のガスチャージホースでOKです。
エアコンの真空引き・不具合確認など、補充意外もされたいのであればマニホールドゲージをお勧めします。
添加剤とは
添加剤には様々な種類があります。
・エアコンの効きを良くする。
・コンプレッサーの潤滑を良くする。
・防錆効果
・漏れていないか確認する
etc....
様々なものがありますので、興味があればガスを補充する際は一緒に添加剤を入れてみてもいいかもしれません。
※ハイブリッド車には使えないものもあります。自身の車に使えるか確認してから作業しましょう。
順番
本題のなぜ添加剤から先に入れる必要があるのか。ですが、下はガスチャージホースのメーター画像です。
画像引用元:【アストロプロダクツ】AP R134a ガスチャージホース ゲージ付
この画像で言うと緑色の部分がガスの適正値になるのですが、先にエアコンガスを入れるとどうなるでしょうか。
添加剤を入れないといけない為、適正値になる前に補充をやめなければいけなくなりますよね?
しかし、どのラインで補充をやめればいいかはわかりません。
多すぎた場合、補充したガスを抜かなければならないし、足りない場合もまたエアコンガスを補充すると言う二度手間になってしまいます。
一方、先に添加剤を入れた場合、添加剤だけで適正値になることは基本ありません。
添加剤を全て入れた後に、足りない分だけエアコンガスを適正値になるまで補充すればいいわけですね。
エアコンガスと添加剤を補充する際は添加剤から先に入れるようにしましょう!!
まとめ
・ガスにはR-12,R-134a,R-1234yfという種類がある
・ガスの補充にはガスチャージホース、またはマニホールドゲージが必要になる
・添加剤とガスを補充する際は添加剤を先に補充する