ホイールナットを緩める際に普通のソケットで緩めて大丈夫?専用ソケットがある理由

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車のホイールナットを緩める際に専用のソケットが存在する。
ホイールナットソケットと呼ばれる工具だ。
普通のソケットで緩めてはダメなのだろうか。

結論から言うと、普通のソケットでも緩めることのできるケースは多い。
ホイールを傷つけたくない人や、特殊なホイールの人はホイールナットソケットでないといけない場合が多い。

この記事では普通のソケットとホイールナットソケットの違いを解説していく。

普通のソケットと専用ソケット

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ホイールナットソケットは画像のように白いカバーで覆われていることが多い。
また、一般的にホイールナットソケットはインパクトレンチで使うことが出来るのが1番の特徴だ。
通常のソケットをインパクトレンチで使うとインパクトの衝撃で破損することがあり、怪我にも繋がる。
(ホイールナットソケットが割れないわけではない。)

専用ソケットのメリット

ホイールナットソケットについているカバーはホイールへの傷防止の役割を担っている。
普通のソケットでホイールを緩めると金属同士が接触する為、傷の原因になることが多い。
一方、ホイールナットソケットは、カバーがホイールと接触する為、傷になりにくいのだ。
カバーは、プラスチックなどの柔らかめの材質で作られていることが多い。

ホイールとホイールナットの間が狭く、普通のソケットだと厚みの問題で入らないケースも存在する。
ホイールナットソケットはカバーを外すことで薄い空間にも使えるようになっている。

また、インパクトレンチでも使えるタイプのものが多く、電動インパクトレンチやエアーインパクトレンチを持っている人はホイールナットソケットを持っておいた方がいいだろう。
また、サイズごとに色分けされているものが多いのもメリットの1つである。

ポイント
・カバーは傷防止の為についている。
・インパクトレンチで使えるタイプが多い
・サイズで色分けされている

専用ソケットのデメリット

ホイールナットソケットのデメリットは同じサイズを持っていても別に買わないといけない点が挙げられる。
ホイールの傷を気にしない人は買わなくてもいいかもしれない。

また、通常のインパクトソケットに比べて、厚みが薄いので耐久性が低い点もデメリットと言える。
必要以上に高いトルクで使用すると破損の可能性が高くなるだろう。

ポイント
・通常のインパクトソケットよりも薄く、強いトルクをかけると割れる可能性がある。

まとめ

普通のソケットでもホイールナットを緩めることは可能である場合が多い。
だが、普通のソケットはカバーがついておらず、使用した際にホイールに傷がつく可能性が高い。
ホイールに傷をつけたくない人はホイールナットソケットを使用した方がいい。
一方、ホイールナットソケットは普通のインパクトソケットよりも薄く、強いトルクがかかった際に割れる可能性がある。

ポイント
・普通のソケットでも緩めることはできるがホイールに傷が入りやすい。
・インパクトソケットに比べて薄いので狭い場所にも使えるが、割れやすい。
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