マイナスドライバーってどこで使うの?って思いません?
マイナスネジを見る機会ってかなり減りましたよね?
昔は日本もマイナスネジだけしかなかったそうです。
本田宗一郎がアメリカに行った際にプラスネジを見て日本に持ち帰り普及したといわれています。
今では基本的にプラスネジが使われる事が殆どでマイナスネジを見る機会が減りました。
プラスネジ:マイナスネジ=9:1と言われているほどです。
しかし、水回りなどにはまだマイナスネジ使われています。
マイナスネジは接触面が少なくカムアウト現象が起こりやすいため、プラスネジの普及とともに衰退していきました。
なぜ水回りにマイナスネジが使われているのか
マイナスネジのメリットは汚れを取りやすい点が上げられます。
プラスネジと違いマイナスネジは一直線に溝が切られている為、汚れをかき出しやすいのです。
その為泥や水垢などの汚れが入る事が考えられるところで使われる傾向があります。
マイナスドライバーのサイズ
JIS規格でマイナスドライバーは軸の長さで呼びます。
75.100.150あたりを使うことが多いです。
日本産業規格(JIS=Japanese Industrial Standardsの略)。日本の産業製品に関する規格や測定法などが定められた日本の国家規格のことです。自動車や電化製品などの産業製品生産に関するものから、文字コードやプログラムコードといった情報処理、サービスに関する規格などもあります。
日本規格協会グループ
ですが、マイナスドライバーを選ぶ際に大切なのは柄の長さではなく、刃先の幅・厚みで決めることが大切です。
JIS規格は日本の国内の規格であるため、海外のドライバーでは参考になりません。
ですので、自身が回したいネジの幅と厚みを調べておきましょう。
よく使うサイズとしては、刃幅が3mm・5.5~6mm・7~8mmくらいが使用頻度が高いと思います。
マイナスドライバーの使い道・用途
今ではマイナスネジがかなり少なくなってきていることに触れましたが、ドライバーセットなどには未だにマイナスドライバーが入っています。
マイナスドライバーには他にも使い道があります。
ネジがなめてしまったとき
プラスのネジがなめてしまった際に、貫通タイプのマイナスネジを打ち込んで回したりすることが出来ます。
必ず使えるわけではありませんが、これで命拾いした事が何度かあります。笑
タガネの代わりに使う
先ず書いておくと正しい使い方ではありません。
ですが、この使い方をしている人が1番多いのではないでしょうか。
ちょっとこじったりするときに使うことが出来ます。
こじ開けたい部分があるときにマイナスドライバーを使うことが出来ます。
おすすめのマイナスドライバー
ダントツでオススメなのがPB SWISS TOOLSのマイナスドライバーです。
精密であり、耐久性も高いため、世界中で使用されています。
しかも生産国のスイスではシェアほぼ100%という驚異の数字を叩き出しています。
また、すべての製品にシリアルナンバーが刻印されており、PB SWISS TOOLSのホームページから製造年月日を確認することが出来るのです。
品質に圧倒的な自身があるからこそできる所業ですね。。。
日本への輸入開始当初、【マイナスドライバーを叩いて、石を削って商品のPRをしていた】
というのは有名な話です。
それくらい耐久性も丈夫なのです。
また耐久性だけではなく、刃先が平行になっているのがPBマイナスドライバーの1番のポイントです。
通常のマイナスドライバーだとテーパー状になっているため、1部しかネジと接触せずカムアウト現象の大きな原因になってしまいます。
画像引用元:アマゾン
画像だと正面からなので分かりにくいですが、刃先がくぼんでいるのが分かると思います。
刃先を平行にすることでねじとの接触面を増え、ネジがなめにくくなっています。
PBのマイナスドライバーは少し高いですが、耐久性・精度を考えると1オシの商品です。
PB(ピービー) スイスグリップ・マイナスドライバー -8100 8140-2-40
マイナスドライバーを理由なく持ち歩いていると逮捕!?
最後に、マイナスドライバーはピッキング防止法の指定侵入工具に指定されています。
その為理由なく所持、携帯していると逮捕される可能性があります。
実際、車の中にマイナスドライバーを置いていて逮捕された事例もあります。
【先端部の幅が0.5cm以上、全体の長さが15cm以上のもの】が対象になります。
便利な工具ではありますが、仕事以外で車に積んで置くと捕まる可能性があります。
注意しましょう。